法人設立はいくらかかる?株式会社・合同会社の初期費用と設立後コストをわかりやすく解説

株式会社と合同会社でどのくらい差がある?
20万円前後で作れたという話も見るけど本当?
設立できても、その後に何の費用がかかるのかも知っておきたい。
SNSでは安く作れた例が目立ちますが、会社形態や依頼先、電子定款の有無、設立後の運営体制で総額はかなり変わります。
- STEP1:法人設立で実際にかかるお金の全体像
- STEP2:株式会社と合同会社の費用差
- STEP3:初期費用を抑えやすいポイント
- STEP4:設立後に出てくる継続コスト
- STEP5:結局どんな人が法人化に向いているか
- 株式会社は、登録免許税・定款認証・印鑑・住所関連費用などを含めると、初期費用が20万円前後からになるケースが多いです。
- 合同会社は定款認証が不要なので、株式会社より初期費用を抑えやすく、作り方次第では10万円前後に近づくこともあります。
- ただし、本当に重いのは設立時よりも、税理士費用・社会保険・各種届出対応などの設立後コストです。
- 大事なのは「安く作れるか」より、「何のために法人化するのか」が明確かどうかです。
副業の受け皿、役員報酬設計、取引上の信用、将来の事業拡大など、目的がはっきりしているほど法人化の判断はしやすくなります。
STEP1:法人設立で実際にかかるお金の全体像を知る
法人設立の話になると、つい「全部でいくら?」だけを見がちです。ただ実際には、登記そのものに必要な法定費用と、設立を進めるための実務費用が混ざっています。
たとえばSNSで見かける「20万円くらいで株式会社を作れた」という話は、登録免許税、定款認証、印鑑作成、バーチャルオフィスやレンタルオフィス、専門家紹介による電子定款対応などを合わせた実例としては十分あり得るラインです。一方で、依頼先や資本金設定、紙定款か電子定款かで金額は上下します。
- 法定費用:登録免許税、株式会社なら定款認証関連費用
- 準備費用:法人印鑑、印鑑証明、住所利用料、郵送・交通・証明書取得など
- 外注費:司法書士、税理士、設立代行、電子定款対応サポートなど
「自分でどこまでやるか」で総額は大きく変わります。つまり、SNSの金額はウソというより、条件付きの実例として見るのが大切です。
STEP2:株式会社と合同会社の費用差を整理する
会社形態の違いで、最初のハードルはかなり変わります。理由はシンプルで、株式会社は定款認証が必要ですが、合同会社は定款認証が不要だからです。
- 株式会社:登録免許税に加えて、定款認証関連費用がかかる
- 合同会社:登録免許税が中心で、株式会社より設立費用を抑えやすい
- どちらも印鑑、住所、専門家依頼があれば別途費用が増える
「とにかく最初のコストを抑えたい」なら合同会社は有力です。ただし、取引先への見え方や将来的な運営方針まで含めて決めるのが大事です。
STEP3:初期費用を抑えやすいポイントを押さえる
法人設立費用は、全部が固定ではありません。下げやすい部分と、下げにくい部分があります。下げにくいのは登録免許税のような法定費用で、下げやすいのは電子定款の活用、依頼先の見直し、住所費用、印鑑費用などです。
- 株式会社でも電子定款を使えば印紙代4万円を避けやすい
- 専門家経由で設立することで、結果的に安くまとまるケースがある
- 自治体の創業支援を使えるなら、登録免許税の軽減が狙えることがある
「安く作れたか」だけで判断すると失敗しやすいです。安く設立できても、住所が弱くて銀行口座開設や取引先審査で不利になったり、サポート不足で設立後の届出に詰まったりすると、あとで時間と手間のコストが膨らみます。
STEP4:設立後に出てくる継続コストまで考える
画像の引用でも触れられている通り、法人設立はスタートにすぎません。むしろ重要なのは、その後に毎月・毎年どんな固定費が出るかです。法人になると、会計処理、税務申告、社会保険、役員報酬設計、年末調整や各種届出など、個人より管理コストが増えやすくなります。
- 税理士費用や決算申告費用
- 社会保険料の事業主負担
- 会計ソフト、法人銀行、郵送、住所利用などの管理コスト
| 項目 | 株式会社 | 合同会社 | 見方 |
|---|---|---|---|
| 設立時の初期費用 | 高めになりやすい | 抑えやすい | 最初の差が出やすい |
| 対外的な見え方 | 一般的に説明しやすい | 相手によっては説明が必要 | 業種で差が出る |
| 設立後の管理 | どちらも継続コストは発生 | どちらも継続コストは発生 | 作った後が本番 |
法人にすると、事業主1人でも社会保険の手続きが関係してくることがあります。節税だけでなく、キャッシュフローの回り方まで見ておくと判断しやすいです。
STEP5:結局、どんな人が法人化に向いているかを考える
法人化が向いているのは、売上の受け皿を分けたい人、将来的に役員報酬や経費設計をしたい人、取引上の信用を高めたい人、事業を継続して拡大したい人です。逆に、まだ売上が不安定で、単発副業の延長に近い段階なら、いきなり法人化しない方が管理がラクな場合もあります。
- 副業売上が育ってきて、個人と分けて管理したい人
- 長期で事業を伸ばす前提がある人
- 節税だけでなく、信用・採用・契約面も含めて考えている人
法人設立はゴールではなく土台です。だからこそ、初期費用の安さだけで飛びつくより、「この会社を何に使うか」を決めてから動く方が失敗しにくいです。
- 株式会社の設立費用は、作り方次第で20万円前後からがひとつの目安になりやすいです。
- 合同会社は定款認証が不要なので、初期費用を抑えたい人と相性が良いです。
- 創業支援や電子定款を使えると、初期費用を下げられる可能性があります。
- ただし、本当に大事なのは設立後の税理士費用・社会保険・管理コストまで含めて考えることです。
法人は「安く作れるか」より、「作ったあとに活かせるか」で判断するのがおすすめです。
法人化を考える人が気になりやすい、社会保険の基本的な見方を整理した記事です。設立後コストを考える前に読んでおくと全体像がつかみやすくなります。
まだ法人にするか迷っている人向けに、売上規模、管理コスト、信用面から比較しやすくした記事です。
よくある質問(FAQ)
A. 会社形態や作り方で差はありますが、株式会社は20万円前後から、合同会社はそれより抑えやすいケースが多いです。電子定款の利用や創業支援の活用でさらに下げられる可能性があります。
A. 一般的には合同会社の方が安く作りやすいです。株式会社は定款認証が必要ですが、合同会社は不要なので初期費用に差が出やすくなります。
A. 設立時の費用だけでなく、設立後の税理士費用、社会保険、会計ソフト、各種届出対応などの継続コストまで含めて考えるのが大切です。
A. 株式会社では紙定款だと印紙代がかかりますが、電子定款ならその印紙代を避けやすくなります。結果として、初期費用を抑えるポイントになりやすいです。
A. 必ずしもそうではありません。売上規模、事業の継続性、管理負担、信用面、将来の設計まで含めて、法人にする意味があるかで判断するのがおすすめです。



